押出成形
金属インサート成形

インサート成形とは
押出成形時に、鉄の芯材に樹脂を被覆させる成形技術です。 主に自動車のサンルーフや重機ボディのフランジ隠しに使用され外観性や安全性の向上を目的として採用されます。 また、収縮防止としてワイヤーやスチール板をインサート成形する場合もあります。
お客様との綿密な打ち合わせを行い最適な製品設計をご提案いたします。知識や経験が必要となる押出成形ですが、当社の設計技術によりお客様の抱える悩みや問題を解決する製品設計をご提案いたします。
芯材の種類
名称 | 機能 | 対応樹脂 |
---|---|---|
骨抜き芯材 | 剛性向上、収縮防止 | PVC、TPE |
ワイヤー | 収縮防止 | PVC、オレフィン系樹脂 |
スチール板 | 収縮防止 | PVC、オレフィン系樹脂 |
骨抜き芯材
鉄は樹脂とは付かないため、プレスにて魚の骨のような形状にして樹脂を充填させて固定します。また、抜く形状にも種類があり相手部材の形状や使用用途により形状が変わってきます。

アドコートワイヤー
主に成形後に収縮が大きく発生する軟質樹脂に使用することにより、収縮を抑えることができ商品の組み立て後の不具合を抑えることができます。 太さはφ0.25㎜とφ0.5㎜の2種類になります。 ワイヤーには特殊な接着剤が塗布されており、対応樹脂はPVCかオレフィン系樹脂になります。

スチール板 ワイヤー同様に収縮を抑える用途で使用される芯材になり、スチール板のスリット幅が変更できるため大きい形状の製品にも使用することができます。
ワイヤー同様に特殊な接着剤が塗布されており、対応樹脂はPVCかオレフィン系樹脂になります。
