樹脂+金属調フィルム+R加工で実現する
軽量化とキャップ不要化
自動車の外装に使用されるメッキ調モールは、車両のデザイン性を高める重要な意匠部品です。 従来はアルミやステンレスなどの金属材料にメッキ処理を施して製造していましたが、 デコラインでは樹脂の押出成形と金属調フィルムの同時貼り技術により、 金属と見分けがつかない外観品質を持ちながら大幅な軽量化を実現するメッキ調モールを開発しました。
近年の自動車業界では、燃費向上とCO2排出削減のために車両の軽量化が強く求められています。 金属製モールを樹脂化することで、部品単体で約50%の軽量化が可能となり、 車両全体の軽量化戦略に貢献しています。
ABS樹脂やAES樹脂の押出成形と同時に、金属調フィルム(メタリックフィルム)を成形品表面に貼り合わせます。 フィルムの密着性を確保するため、金型内での樹脂温度とフィルムの送り速度を精密に制御。 成形後の端末にはR(ラウンド)加工を施し、なめらかな端部形状を実現します。
従来のメッキ処理は環境負荷が大きく、RoHS規制への対応も課題でしたが、 フィルムラミネート方式ではメッキ工程が不要となり、環境面でも大きなメリットがあります。 フィルムの種類を変えることで、クロームメッキ調、サテンメッキ調、ブラックメッキ調など、 多様な意匠バリエーションに対応可能です。
金属製モールと比較して約50%の軽量化を実現。車両全体の燃費向上に貢献し、EV化時代の部品軽量化ニーズにも対応します。
端末にR加工を施すことで、従来必要だったエンドキャップが不要に。部品点数の削減と組立工数の削減を同時に実現します。
メッキ処理が不要のため、六価クロムなどの有害物質を使用しません。RoHS指令やREACH規則に完全適合します。
フィルムを変えるだけで、クロームメッキ調からサテン調、ブラックメッキ調まで、多様な外観バリエーションに対応可能です。
モールの端末R加工は、押出成形品を定寸カットした後に専用の加熱・成形治具を用いて行います。 加熱温度と加圧力を精密に制御することで、フィルムを傷つけることなくなめらかなR形状を形成します。 Rの曲率はお客様の図面仕様に合わせて自由に設定可能であり、 試作段階で実車取り付けを行いながら最適な形状を追い込みます。
エンドキャップが不要になることで、部品点数の削減(1本あたり2個のキャップを省略)だけでなく、 キャップの脱落や色味不一致といった不具合リスクも排除されます。 組立ラインでのキャップ取り付け工数も不要となり、お客様の生産性向上にも貢献しています。
金属部品の樹脂化、メッキ代替のフィルムラミネート技術にご興味のある方はお気軽にご相談ください。
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